多発性筋炎症の鍼治療、妊娠と出産。

多発性筋炎で当院の鍼治療を受けていた方が、無事、出産したと連絡を受けました。
非常に嬉しい報告です。

この病気は、膠原病の1つで、「指定難病50」になります。筋肉に力が入らなくなり、痛みも出て体も疲れやすくなる病気です。

鍼治療を受けてみようと思ったきっかけは、落ち着いていた多発性筋炎が、再燃したため薬だけの治療に限界を感じ、当院を受診されました。

毎年、寒い時期に症状がひどくなり2月は特に悪化するため、入院してステロイドを20ミリ使用している状態でした。

使用している薬は、イムラン、プログラフ、ステロイド。

鍼治療をスタートされてからは症状も安定して、CRPも低下し、「助かりました」と喜ばれていました。状態が安定後、妊娠の相談を受けました。

最近、結婚をすることになり、すぐに子供が欲しいという。

しかし、病気のことが心配とのこと。この時、年齢は41歳。

やはり、年齢的な問題もあるため、病院での検査をすすめました。

ご自身でも気になっていたようなので、すぐに不妊の検査を行い、結果は「1つ問題があるけど、子供ができなくもないので、まずは、タイミングを取ってみてください」とのこと。

基礎体温をしっかり書いて頂いていたので、妊娠しやすいタイミングをアドバイス。

そのタイミングに合わせて、鍼治療とレーザー治療を行いました。

その後、すぐに妊娠。

妊娠後、多発性筋炎の症状が悪化しましたが、鍼治療と星状神経への鍼治療を再開しなんとか無事出産。

当院では、リウマチと不妊治療を同時に行っている方が3名おられます。

妊活中の方でリウマチなどの膠原病をお持ちの方は、同時に治療を行いますので、

お悩みの方は一度、電話いただければと思います。

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この記事を書いた人

学生時代から京都、大阪の鍼灸整骨院にて4年間修行。
医療法人孝至会みのりクリニック内の東洋医学・リハビリ科にて10年間勤務。医師と協力して延べ3万人に鍼灸施術を行う。
主任を経て大阪府江坂駅前にて鍼灸治療院を開院。

【資格】
・国家資格 (はり師・きゅう師)
・「機能再生士」認定
・日本メンタルヘルス協会
認定基礎心理カウンセラー取得
・日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー資格取得

【所属団体】
・一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会 会員

【講演活動】

2015年 関西医療大学にて『「関節リウマチに対する鍼灸治療~メカニズムとエビデンス』講演 
(東京大学医学付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷先生と合同)
2015年 明治東洋医学院にて『薬を否定せずに行うリウマチ鍼灸』講演
2017年 平成医療学園にて現場力ステップセミナー主催 『関節リウマチ臨床鍼灸』講演
2017年 (一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)にて『リウマチについて』講義2021年大阪医療技術学園 痛みの鍼灸 授業・実技を担当

2014年~ 一般向け講座『痛み・リウマチ克服セミナー』主催

【掲載】
2015年 医道の日本誌 専門鍼灸記事 掲載
2015年 明治東洋医学院 入学パンフレット 活躍するOB 取材
2016年 医道の日本誌4月号『関節リウマチ鍼灸』論文掲載