病院勤務時代、よく見た光景が毎日、毎日、点滴をする人たち。
特に、年配の方が多かったです。
本当に点滴が必要な方は、ごくごくわずか。
別に毎日、毎日、点滴をしなくても、体が悪くなったりはしません。
しかし、毎日毎日されます。
毎朝、ご飯を食べて、点滴をする国は日本だけではないでしょうか?
少し、元気がないだけで点滴をすすめる医師にも問題があるかもしれませんね。
僕は、毎日、点滴をする方に話したことがあります。
「 なぜ、毎日、毎日点滴をするんですか? 」
「別にしなくても死にませんよ」
結構、きつい表現かもしれません。
もちろん、気ごころをがあり関係作りができていた患者さんだけに言いました。
これを言うと、
「 何だか、元気になりそうだから・・・・」
と返事が返ってきました。
そうかもしれません、 ん~~~~
点滴を毎日している方には、特徴があります。
それは、何か悩みがあるということです。
息子さんのこと、娘さんのこと、
自分の老後、
老いへ恐怖
死への恐怖・・・
何だか、不安で、孤独で、辛い状態
この気持ちを点滴液をすることで、
元気になり悩まなくなると考えています。
しかし、そんなことでよくなりません。
物理的なことが原因で、悪くなったのであれば、
点滴をすればよくなりますが、
心が原因で起こっているものは、
物理的なことでは解決しません。
やはり、心の部分に蓋をするのではなく、
しっかりと」見て、それで自分の悩みと見つめ合わないとよくなりません。
心と、体のバランスを整えたくて、
僕は10年間の病院勤務を辞めて、独立しました。
どうすれば、体だけの部分しか目がいかない方を、よくすることができるでしょうか?