なぜか最近、がんの方からの問い合わせが続きますので、今日は、がんについての代替医療、補完医療について書いていこうと思います。
僕自身、病院勤務時代には余命宣告を受けた肝臓がん、乳がん、肺がんなどなの患者さんたちに鍼治療をしていました。
また、自分の母親の腎うがんで首から下は癌が転移した状態だったので、鍼治療で痛みや倦怠感を軽減さしたり、
妻の母親の乳がん(ステージ4の手前)の鍼灸治療を経験しています。
私の母親は、余命3ヶ月と宣告しれましたが、9ヶ月間生きることができ、亡くなる前日まで1人でシャワーを浴びることができるほど、痛みのコントロールができました。
妻の母も、今年でがんが発病して5年経ちます。1年間は、抗がん剤と鍼治療を併用して、副作用も軽減できました。
その後の放射線療法も、鍼治療の併用を続けることで、病院で治療を終えた後は、帰りに梅田のデパートで買い物ができるほどでした。
今は、元気で毎日のようにスポーツジムに行きダンスを踊っています。
病院勤務時代に診た末期がんの方、余命宣告をされた方の中にも、がんがよくなり社会復帰した方もいる。
本当に色々な本を読んだり勉強会に参加したり代替医療でがんを治す系の団体にも入会していたり、この15年間は、学んできました。
がんの食事療法
多い質問が、「がんによい食事はありませんか?」 というものです。
推奨される食べ物として、肉を食べるなというものがあります。あとは、ニンジン・リンゴジュース、生姜紅茶を朝ご飯を食べずに、これのみにする。ニンジン・りんごジュースの元の考えはゲルソン療法です。
色々な勉強をしてきた共通していたのは、いわゆる、パンやご飯などの、食事は朝は食べないほうがいいということ。
なぜなら、朝は排泄の時なので、食べなくてもよいという考えです。
しかし、ここ数年、僕自身の考えが少し考えが変わってきました。
朝ご飯は、食べないほうがいいということは、私も色々と学んできて、同感できるのですが、自然食品ばかり食べることが、はたしてがん治療に有効なのか?
自然食品、有機栽培、砂糖なし、添加物、合成着色料、肉を食べない方がいいと言いますが、では、なぜこれらの食べ物を食べていた江戸時代、明治、大正、昭和初期の人が現代人より寿命が短いのは、なぜなんでしょうか?
いわゆる、すべて体にいいとされる天然食材だし、肉もそれほど食べないし、小麦、白米もそれほど食べません。
そして、現代よりも水も空気もいい。
病気にならないはずだし、寿命も長くなるんじゃないのか?
嫌々食べて自己治癒能力は高まるのか?
以前は、癌患者の方にはガチガチな食生活を指導していました。肉、砂糖はいけない、にんじん・りんごジュースがいいなど。
しかし、こういう食事のほとんどは美味しくない。中には、小鳥のエサのような物を食べている人もいる。
無理して食べて、体にいいとは思えません。
毎日はダメですが、ラーメンや唐揚げ、パスタをたまに食べて、心の底から「美味しい!!」と思ったほうが、自然治癒能力は確実に発動するのではないのかな?
実際、がんを自然治癒能力を使いながら、治すことをしている医者がいるのですが、書いている本では、自然食の重要性を書いていますが、実際に会って話を聞くと、そうでもない。
「マクドナルドが好きな人なら週に1回は朝、昼、晩、食べても問題なし」本には書いていないけど、実際はこういうことを言います。
「自然療法で治す」ということにも、副作用があります。
玄米、白砂糖、肉、卵などの動物性タンパク質を抜いた食事を続ければ、苦痛にもり、栄養も偏り、確実に生活の質は低下していきます。
また、肌のつやも顔色も悪くなり、栄養失調にもなります。現実的に考えて、こんな極端なことをしていたら、続けることはできません。
バランスは必要なのではないでしょうか?
偏った考えで悪化する
極端な人は、その逆の極端な方に進みます。
なんでもそうです。
ある新興宗教を信じてた人が、違う新興宗教の熱狂的信者になる人は多いのはこのためです。
今まで、西洋医学、医者、薬しか信じなかった人ほど、その真逆の自然食に偏ることが、多いのです。
こういうことと同じではないでしょうか?
中庸は必要ではないでしょうか?
フワフワした言葉、甘い言葉ばかり言い、現実を見ていない人が多いので、今回は少し辛口で書きました。
現実も見ながら、フワフワした言葉を信じてみてはどうでしょうか?
それと、テレビで出ていた医師だからと、信じてしまう方も多いですが、忙しい医師ほどテレビには出ないと思うし、テレビにでれば問い合わせが増えて既存の患者に迷惑がかかるので、腕のいい医師ほどテレビには出ない傾向があるように思います。(実際、ある医師から聞きました)
テレビの情報も知識としてはいいですが、鵜呑みにしないほうがいいです。
また、がんについては書いていきます。