「これ以上は、病院の治療ではよくならないかもしれません。
手術も考えておいてください」
メニエール病の患者さんは、医師からそう告げられました。
めまいは軽減したけど、
耳は聞こえにくく耳鳴りもある。
また、めまいが起きそうで不安。

どうにかしたい。
そんな気持ちでネットを検索していたとき、
“ダメ元で鍼を受けてみよう”と思い、当院を選ばれました。
そして先日、その方がこう言いました。
「ここまで良くなるとは思っていませんでした」
嬉しい。
でもちょっとだけ、さみしい。
とりあえず、本当によかった。
まずは安心しました。
病院勤務のころから、メニエール病は何度も診てきた
私は病院勤務時代、
メニエール病と突発性難聴の患者さんを何年も診てきました。
その経験から断言できます。
鍼灸は、メニエール病に対して「とても相性が良い」ケースがある。
もちろん、
病院の治療を否定するつもりはまったくありません。
むしろ 診断は必ず西洋医学で受ける必要があります。
ただし――
🔹めまいが再発する
🔹フラフラが残り続ける
🔹耳閉感・耳鳴りが改善しない
🔹薬で落ち着いても、またぶり返す
この「難治性の部分」で、鍼灸が力を発揮することが多いのです。
メニエール病とはどんな病気なのか(難しいことは噛み砕いて説明)
メニエール病は、
回転性のめまい発作(20分以上続く)を何度も繰り返し、
耳の聞こえが悪くなる病気 です。
発作時には、
・嘔吐
・冷汗
・動けない
・立ち上がると倒れそう
といった自律神経症状を伴います。
多くの場合は片側ですが、
30〜40%は両側へ進行する可能性 があります。
原因として有力なのは、
「内リンパ水腫(ないりんぱすいしゅ)」という
内耳のむくみ。
検査では、
・グリセロールテスト
・蝸電図検査(ECoG)
などがありますが、
これは病院で行うものです。
診断は必ず病院で。
そのうえで、“鍼灸が活躍する場面がある”。
これが正しい理解です。
病院で改善しない“難治性のめまい”が鍼灸に来る理由
メニエール病の治療は、
発作そのものを止めるのは意外と難しくありません。
問題はその後です。
🔸なぜかフワフワが残る
🔸再発を繰り返す
🔸聴こえが安定しない
🔸薬を飲んでも完全に戻らない
こうした「あと一歩」の部分に、
鍼灸はアプローチできます。
東洋医学的には、
自律神経、血流、首肩の緊張、
ストレス処理の問題などが絡んでいるため、
体全体のバランスを整える施術が非常に合う のです。

今回の患者さんもまさにそうでした。
病院の治療で発作は落ち着いても、
フワフワ・耳の違和感が残る。
そこに鍼灸を加えたことで、
症状が一気に安定し、
日常生活に戻ることができました。
「もう手術を考えるしかないのかな…」と悩んでいる方へ
手術は決して悪い選択ではありません。
必要な場面ももちろんあります。
ただ、
「その前に、できることがまだある可能性が高い」
ということも知っておいてほしいのです。
メニエール病は
“耳の病気”であると同時に、
“体全体のバランスの病気”でもあります。
鍼灸でそこを整えることで、
発作の頻度が減り、
再発を防ぐサポートになることがあります。
◆まとめ
✔ 病院で「手術を考えて」と言われても、改善するケースはある
✔ メニエール病は難治化しやすいが、鍼灸が相性良い場合が多い
✔ 診断は必ず病院で。その上で鍼灸で再発予防を
✔ 病院勤務の経験からも、鍼灸の効果を実感している
✔ ダメ元で来られた方が、実際に改善したケースが多い
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氣よし鍼灸院(大阪・吹田/江坂)
📞 06-6170-9671
めまい・メニエール病の施術にも多数対応しております。


