病院勤務時代の上司の医師が末期癌だった

先日、何だか独立前に勤務していた病院の院長が気になったので、病院のホームページを検索していると、院長の名前で本が出版されていました。

本の説明には「末期癌の医師、ステージ4」の文字。まさかと思いましたがAmazonで購入して読んでみると、お世話になった院長の本でした。

驚きというか、熱心に働いておられたので、やっぱりなという感情がでてきました。

本を読んでいると25年前の面接の時を思い出しました。

20代、鍼灸整骨院で働いていた頃でした。

毎日、慰安的マッサージばかり。

当時、整骨院はリラクゼーション目的の人が多く来院されていました。


保険が使えるマッサージ屋といったところでしょうか。


安く、たくさん揉んで欲しい人しか来ることはありませんでした。


「こんな人たちに、マッサージをするために大金払って学校に通ったわけではない」毎日、そんなことを思いながら働いていました。

整骨院では鍼灸やっていましたが、学ぶことはなく将来が見えない状態でした。

こんなことを何年もやりたくはない、今後自分はどうなるんだろうかと不安な日々。

ある日、先輩から電話がありました。


先輩は病院を辞めて、ある鍼灸院の院長をすることになったため、自分の後を引き継いで欲しいので病院の面接を受けて欲しいという。

最初、断りました。自分にはできないと感じたためです。

この先輩は優秀な方でした。病院に勤務するには高い知識が必要と感じ、医師と働くことに自信がなかったからです。

その後も、何回も面接を受けるべきだと連絡がありましました。

あまりにも熱心に電話がかかってくるので、不安を持ちながらも面接を受けることにしました。

指定された日に、病院に面接に行きました。


ハローワークに求人も出していたようで、多くの人が面接に来ていました。


面接の時、院長に「多くの人が面接に来ているけど、Y先生の紹介でもあるし、来週から働いてくれるのなら採用します」と言われました。

それはさすがに受け入れることはできない内容です。


好きな職場ではありませんでしたが、鍼灸整骨院の院長に対して不義理になります。

「今、担当している患者さんを裏切ることになるし、鍼灸整骨院の院長にも大きな迷惑をかけることになるので、それはできません」と断りました。


すると、院長は妙に納得し、「なるほど、それはそうですよね、そういうことをしてはダメですよね」と言いながら頷いていました。

後で聞きましたが、この一言が決め手になり採用されることになりました。


結局、約10年間お世話になり、東洋医学・リハビリ科の主任にもなりました。

独立するため、退職の話をしに行った時、「患者さん紹介するよ、応援するから病院の近所で開業してはどう?」と提案していただきましたが、違う場所で勝負したいからとお断りさせていただきました。

病院で鍼灸できる環境はなかなかないと思います。

100人の鍼灸師がいて10人もいないんじゃないかな。

この職場で働いたことがきっかけで、ぼくの人生は大きく変わりました。

鍼灸整骨院では診ることがない疾患の方にも、鍼灸治療を行うことができました。


ここで働いていなければ、鍼灸まったくできない人になっていたし、開業もしていなかったと思います。

院長は呼吸器内科がご専門。そんな院長が肺癌。

院長は病状が分かるため自分が専門の分野の癌になりよかったと本に書いていました。

脳にも転移している状態で春まで持たないとも書かれていました。

お世話になったとことや感謝の気持ちを院長にメールで送りました。


少しででも長く元気でいていただきたいです。

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