少しのストレスは必要

人はなぜ痛いのか? なぜ病気になるのか?

 

私はこのことについてたいへん興味があります。

 

 

病気は気持や考え方でなると言い切る人もいます。

 

 

では、ストレスがない状態では病気はならないのか?

 

 

以前読んだ本で作家の五木寛之さんが面白いことを書いていました。

 

 

 

「ストレスが原因で癌になるというが、戦時中に空襲警報で防空壕に入っていた人なんかは、全員が癌になるはずでは?」

 

 

確かに、そうです。

 

 

しかし、戦時中に爆弾におびえながら防空壕に隠れていた人たちが、

 

 

全員、癌や病気になっているかといえば違います。

 

 

以前講演会に行った、ひろさちやサンの話の話も面白い。

 

 

生きて行くには、敵(ストレス)がいた方がよい。

 

 

業者がウナギをカナダから空輸して日本に到着した時の生存率は、2割から3割。

 

 

あまりにも生存率が低いので考えたそうです。

 

 

そこで思いついたのは、ウナギの天敵であるナマズを一緒に水槽に入れて、

 

日本まで運んだそうです。

 

 

すると生存率は8割になったそうです。

 

 

ウナギは天敵のナマズに食べらないために、必死で逃げ回り助かったわけです。

 

 

安心しきった環境よりも適度なストレスは体にいいようです。

 

 

適度なストレスや痛みは、自分自身が生きるための「警報装置」でもあります。

 

 

ストレスのすべてを否定してはいけません。

 

 

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この記事を書いた人

学生時代から京都、大阪の鍼灸整骨院にて4年間修行。
医療法人孝至会みのりクリニック内の東洋医学・リハビリ科にて10年間勤務。医師と協力して延べ3万人に鍼灸施術を行う。
主任を経て大阪府江坂駅前にて鍼灸治療院を開院。

【資格】
・国家資格 (はり師・きゅう師)
・「機能再生士」認定
・日本メンタルヘルス協会
認定基礎心理カウンセラー取得
・日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー資格取得

【所属団体】
・一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会 会員

【講演活動】

2015年 関西医療大学にて『「関節リウマチに対する鍼灸治療~メカニズムとエビデンス』講演 
(東京大学医学付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷先生と合同)
2015年 明治東洋医学院にて『薬を否定せずに行うリウマチ鍼灸』講演
2017年 平成医療学園にて現場力ステップセミナー主催 『関節リウマチ臨床鍼灸』講演
2017年 (一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)にて『リウマチについて』講義2021年大阪医療技術学園 痛みの鍼灸 授業・実技を担当

2014年~ 一般向け講座『痛み・リウマチ克服セミナー』主催

【掲載】
2015年 医道の日本誌 専門鍼灸記事 掲載
2015年 明治東洋医学院 入学パンフレット 活躍するOB 取材
2016年 医道の日本誌4月号『関節リウマチ鍼灸』論文掲載