最近、現代医学的鍼灸治療を勉強している
鍼灸師以外の一般の方には意味が分からないと思いますが、
鍼灸治療には大きく分けて、古典的鍼灸治療と現代医学的な治療の、
2っの治療のやり方があります。
古典とは、「難経」「素門・霊枢」などの考えを取り入れた治療と、
筋肉や支配神経などの神経生理学の考えた現代医学的な治療があります。
学生時代は中医学や経絡治療に興味がありましたが、
最近は、もっぱら勉強しているのは現代代医学的なアプローチです。
やはり、学ぶ側としたら再現性があるのがいいですね。
「鍼灸といえば、古典だろ!!」
と怒りだす鍼灸師もいると思うけど、
別に古典を馬鹿にしていませんから。
僕の場合、病で苦しんでいる方、困っている方を鍼灸治療で治すのが目的なので、
治療のやり方のこだわりは、特にありません。
ベースにしているやり方はありますが。
リウマチやパーキンソン病や癌の緩和ケア、突発性難聴の治療には、
心理学の知識が必要と思ったので、日本メンタルヘルス協会で心理学を学び
公認心理カウンセラーの資格を取得したし、
治療に来て頂いている方に、健康の情報などをより分かりやすく伝えるために、
松岡正剛氏の主宰する編集工学も学んできました。
変なこだわりはないですね。
薬や西洋医学を敵視する鍼灸師もいるかもしれないけど、
僕は必要だと思っている。
何回も、何回もいいますが、治療には幅を持つことが大切です。