人はなぜ痛いのか? なぜ病気になるのか?
私はこのことについてたいへん興味があります。
病気は気持や考え方でなると言い切る人もいます。
では、ストレスがない状態では病気はならないのか?
以前読んだ本で作家の五木寛之さんが面白いことを書いていました。
「ストレスが原因で癌になるというが、戦時中に空襲警報で防空壕に入っていた人なんかは、全員が癌になるはずでは?」
確かに、そうです。
しかし、戦時中に爆弾におびえながら防空壕に隠れていた人たちが、
全員、癌や病気になっているかといえば違います。
以前講演会に行った、ひろさちやサンの話の話も面白い。
生きて行くには、敵(ストレス)がいた方がよい。
業者がウナギをカナダから空輸して日本に到着した時の生存率は、2割から3割。
あまりにも生存率が低いので考えたそうです。
そこで思いついたのは、ウナギの天敵であるナマズを一緒に水槽に入れて、
日本まで運んだそうです。
すると生存率は8割になったそうです。
ウナギは天敵のナマズに食べらないために、必死で逃げ回り助かったわけです。
安心しきった環境よりも適度なストレスは体にいいようです。
適度なストレスや痛みは、自分自身が生きるための「警報装置」でもあります。
ストレスのすべてを否定してはいけません。