4月1日 ついに「医道の日本」誌が発売されました。
医道の日本誌といえば、創刊されて70年以上経つ、老舗雑誌です。
「いつかここに原稿が載る鍼灸師になりたいな~」
鍼灸学生時代に思ったものです。
今年はこちらから、原稿を書いて投稿しようと考えていました。
それが、タイミングよく医道の日本誌から論文を書いて欲しいと、
依頼があり、学生時代に、思った夢が叶いました。
昨年から、編集工学で編集術を学び準備していた甲斐がありました。
今回、5年ぶりのリウマチ特集です。
この5年でリウマチ治療の考え方も大きく変わりました。
今回の特集をコーディネートされたのは東大病院の粕谷先生です。
多くの方が知らないのですが、東大病院つまり、
東京大学付属病院では、鍼灸治療を行っています。
その東京大学付属病院の鍼灸部門で28年間鍼治療を行い、
主任でもあるのが、粕谷先生です。
「鍼灸治療って、肩コリ、腰痛、膝痛しか効果がないと思っていました」
よくこんな話を患者さんから聞きます。
いやいや、内科疾患、内分泌系疾患に効果ありますよ。
今回、医道の日本誌でも書いたのですが、
「鍼灸治療だけは、リウマチはよくならない」 ということです。
鍼灸だけもそうですが、漢方だけでもリウマチの関節破壊や変形を止めることはできません。
時々、こういうことを言うと、同業者の先生から「俺は治せる!」
という意見を聞いたりしますが、確かに鍼灸や漢方でリウマチが治る人はいますが、
極々わずかです。 何もせずに治るリウマチの方かもしれません。
鍼灸だけだとか、薬だけだとか偏らない治療をおススメします。
医道の日本4月号には、リウマチ専門の医師や看護師の話しも掲載されていますので、
一般の方も読むことをおススメします。
薬と併用することで、薬だけの治療よりも効果は高いです。