どんな病気でもそうですが症状をよくするには、偏らずに色々な考えを知ることが重要です。
偏った情報だけを信じてしまった結果、リウマチが悪化してしまった方の来院が多いです。
例えば・・・
自然治癒力だけ信じて関節変形
薬だけでを使用して関節変形
気功や体操系で関節変形
食事療法だけで関節変形
サプリメントだけで関節変形
スピリチュアル、前世系で関節変形
整体、カイロだけで関節変形
そして、鍼灸だけ関節変形
こういう方が私の院にはたくさん来院されるのです。
どの考えも否定はしませんが、偏るのはよくないですよ。
炎症反応が高い、MMP-3の骨破壊の数値が高い状態なのに、
いつかよくなる、これは一時的なもの、好転反応なのだと信じた結果、
膝関節の破壊されて、膝が伸びなくなった方、肘や手首が動かなくなった方、
そういう方も多いのです。
初診時の問診で、お話を聞いている間、泣き出す方も多い。
つらかったんでしょうね。
痛かったんでしょうね。
MTX(リウマトレックス、メトトレキサート、メトレート)
生物学的製剤
ステロイド剤
これらの薬を悪だと、とらえがちです。
しかしですよ、鍼灸師の私が薬を肯定することをいうのも何ですが、
リウマチの変形する確率が減ったのは、これらの薬のおかげでもあります。
腫れがひどく、骨の破壊がすすんでいるのに、
薬を使わないのもかなり危険なことでもあります。
実際、薬を否定して変形してしまった方も多い。
初診時の時に数値や関節の状態を診て、
今どんな状態なのか、どれぐらい変形がすすんでいるのかを説明します。
医師は保険診療の枠では時間的な問題もあり、説明不足になってしまいます。
血液検査の見方だを具体的に説明しない医師も多い。
また、医師は自然治癒能力なんて、医学部では学んでいませんし、
慢性的な痛みについての知識がない方も多い。
これをじっくり時間をかけて、はじめて来院された方には説明しています。
もちろん、自然治癒能力だけで治療したい方にも徹底的にサポートしていきます。
しかし関節の変形がすすんでいるし、数値も高い方には、
期間を決めて、それまでによくならないようでしたら医師の意見も聞くべきだと
説明しています。(つまり薬)
少しの関節の変形、破壊だとある程度は再生はしますし、
関節が動くようにもなります。
こういう症例はたくさん診てきました。
しかし、スワンネック変形やオペラグラスハンド変形が
もとにもどるかと言えばなりません。
多少動くようにはなりますが。
患者さんの思う関節の再生と、こちらが可能だと思う関節の再生を
説明してあげないと誤解もまねくので、これも説明しています。
モチベーション、やる気、感謝、ありがとう、ツイてる、ツイてる。
小林正観さん、斉藤一人さんなど、私もこれらのセミナーに参加しましたし、
本も大量に購入してきたし、うたし会ショップにも足を運んできました。
こういうことは、とても重要ですよ。事実としてありますし。
でも、感謝して、「ありがとう」と、いくら言っても治らない方もいる。
痛みが取れない方もいる。
感謝が足りないのか? 気づきが足りないのか?
鍼灸師、治療家として、しっかりと事実と現実を患者さんに説明しないといけません。
自然療法で治る人はいます。
鍼灸で治る方もいます。
しかし、治らない方もいます。
人それぞれ、人間の症状は様々です。
今の状態を説明して、私の専門分野で説明することが、
私の使命だと考えています。
人間、生物学的特徴、遺伝学的特徴と、
心理状態、心、性格、置かれている立場や環境。
これらすべてを計算にいれないとリウマチはよくなりません。
この「スピリチュアルでリウマチが治るのか」という記事は、なぜか人気記事です。
2020年、現在の私のスピリチュアルの考えを書いたものを、
私の痛み・リウマチサイトのブログに書きました。
ご興味がある方は、こちらをクリック ↓↓↓
http://www.kiyoshi-hari9.com/ryumachi/supi-sizen/
リウマチと痛みのブログを書いています。
こちらの方も、ご覧ください
→ http://ameblo.jp/kiyoshi-hari/
——————————————————————————–
当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。
東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門のホームページ
■ 鍼灸大学、鍼灸専門学校、有資格者向けの講演活動の実績もあります。
関西医療大学での講演会 東大病院リハビリテーション部鍼灸部門主任粕谷先生との講演会
明治東洋医学院にて講演会
鍼灸師向への講演会
創刊70年以上の業界紙からの取材と論文