昨日は、「第15回明日の不妊症看護を考える会IN関西」に参加。
今回は不妊鍼灸ネットワーク代表の中村一徳先生にご講演です。
生殖医療領域のの方たちに、「不妊鍼灸」がどんなものかをという内容です。
中村先生とは、昨年の不妊鍼灸ネットーワーク第1回の外部セミナーに参加してからのご縁で、
私の明治東洋医学院での卒後研修の講演会にも参加していただいています。
関西を中心に不妊症に携わる、医師、看護師、培養士、保健師、医療事務、
そして鍼灸師が参加しました。
鹿児島県から「不妊鍼灸」とはいったいどういうものかを聴きに、
医師が参加されていました。
独立前は、約10年ほど病院で働いていたので、
毎日のように医師や看護師と話しをする機会がありましたが
今回、違う医療資格の方と話をするのは本当に久しぶりでした。
病院勤務時代もそうですが、鍼灸治療はまだまだ理解されていないんだと実感です。
「あやしい」 「胡散臭い」
病院勤務時代も感じましたが、鍼灸に対してこいうイメージを持つ西洋医学側の人は、
まだまだ多いのではないでしょうか?
医師や看護師、培養士からすれば「謎」「疑問」が多い治療が鍼灸治療です。
そのため誤解も多い。
こいうことを昔、鍼灸師仲間に話すと、
「そんなことはない」
「鍼灸治療は、皆が求めている」
「お前は分かっていない」
こういうことを言われました。
鍼灸師は、現実は現実として見るべきではないでしょうか?
気の流れ、経脈、腎虚とか言っても鍼灸師の世界では通用するが、
医療の世界では通用しません。
別に、古典的な治療を否定はしませんが、
現代医学的な知識、医療の世界での共通言語は学んだ上で、
語る必要があるんじゃないでしょうか?
鍼灸院にいると外の世界を知ることはありません。
ついついお山の大将になりがちです。
鍼灸師はもっと、もっと、西洋医学の分野の資格を持っている方たちと関わっていき、
鍼灸治療のできることを話さないといけないと強く思いました。
西洋医学の分野でも認められるには、それなりの知識も必要です。
私ももっともっと勉強しないといけません。
いい一日でした。