哲学の分野は日本ではあまり人気がないようだ。
なんだか小難しい感じがするし、分かりにくいし・・・
しかし、実は日常で実は使えることが多い。
最近では、超訳ニーチェがベストセラーになり、
哲学を学ぼうと思った方も増えているようです。
私も最近、哲学の本を読みだして面白く感じ、
手当たりしだい読みまくっています。
そんなわけで、哲学の分野で好きなのは「現象学」という分野。
現象学の基本問題は主観と客観は一致するかということです。
つまり、人間の認識がありのままの現実をいかに正しく、
捉えられるか、ということです。
時々、いませんか?
目の前の患者さんをよく診ずに、ある種の理論的な思い込み、
自分の信じている分野だけで物事を当てはめようとする医者や治療家が。
画像診断では異常なし、血液検査でも異常なし。
でも目の前の患者さんは痛がっている。
しかし、医者は大丈夫、異常なしの一点張り。
または、骨が歪んでいるから痛いのだ、骨盤の歪みだ。
その痛みは骨の歪みなのだ。
こういう治療家もけっこう多いですよね。
患者さんの視点と治療する側の視点をどう結びつけていくのか。
そんなことを学んでいます。