医者は東洋医学の専門家じゃありません。鍼灸について質問しても分かりませんよ。

「主治医に鍼をしてもいいか聞いてOK出れば、また電話していいですか?」

これは、時々ある問い合わせです。多くの方が医者は、医療のことなら西洋、東洋医学問わずなんでも知っていると思っているんじゃないでしょうか?

当然、医者なら鍼灸治療についての基本的な知識を持っていると思う人もいるでしょう。

しかし、ほとんどの医者は鍼灸治療についての知識を持っていません。10人に1人い
ればいい方ではないでしょうか?

医者は東洋医学の専門家ではない、鍼灸の知識はありません

そもそも医者は西洋医学の専門家であって、東洋医学の専門家ではありません。

医者に東洋医学や鍼灸について質問するのは、パスタ専門の店主に蕎麦についてどう思うかを聞くようなものです。

麺類は同じですが、西洋食と日本食とは違うわけですから質問に答えれるはずがありません。

「私の主治医は、ツムラの漢方を出すから東洋医学の知識を持っていると思いますが・・・・」

こう思う方もいるでしょう。しかし、多くの医師は、ツムラの漢方を東洋医学の知識を持った上で処方していません。

ツムラの漢方を出している病院は製薬会社から一覧表をもらい、それを見ながら患者さんに処方しています。

表には番号が書いてあり、症状、熱、体格などが書かれています。(東洋医学は体格も重要なんです)

漢方の理論にそって漢方薬を処方はしていません。

ほとんどの医者は漢方の理論にそってツムラの漢方を処方していません

私が10年間、勤務していた病院でも医師は一覧表を見ながら処方していました。

(病院勤務時代の写真。病院の受付スタッフたちと)

CA390438

勤務していた病院の院長も副院長も東洋医学の勉強はしていませんでした。

症状を診て西洋医学的な対処療法のやり方で漢方を出していました。

東洋医学では、症ではなく、『証』なんですがね。

患者さんからすれば、こういう本を読んで処方していると思うんですが、西洋医学の専門家ですからね。読んでいません。

23年前、私の中医学の師匠が、買っておきなさいとい言った本です。緑の本は1冊1万円でしたが、今でも手元において時々読んでます。

もし、医者が、「鍼治療は受けるな」と言えば、東洋医学・鍼灸を知らないからとりあえず否定をしているんだと思います。

知らないない「知らない」「分からない」と、医者も言えばいいのですが、プライドだか何かの理由でとりあえず、否定しているんでしょう。

西洋医学しか信じない医者も多いですからね。仕方がないかもしれませんね。

■ 氣よし鍼灸院へのお問い合わせ お気軽にどうぞ

大阪府吹田市豊津町1-14サンマンション江坂407

電話 06-6170-9671

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学生時代から京都、大阪の鍼灸整骨院にて4年間修行。
医療法人孝至会みのりクリニック内の東洋医学・リハビリ科にて10年間勤務。医師と協力して延べ3万人に鍼灸施術を行う。
主任を経て大阪府江坂駅前にて鍼灸治療院を開院。

【資格】
・国家資格 (はり師・きゅう師)
・「機能再生士」認定
・日本メンタルヘルス協会
認定基礎心理カウンセラー取得
・日本メンタルヘルス協会
公認心理カウンセラー資格取得

【所属団体】
・一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会 会員

【講演活動】

2015年 関西医療大学にて『「関節リウマチに対する鍼灸治療~メカニズムとエビデンス』講演 
(東京大学医学付属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷先生と合同)
2015年 明治東洋医学院にて『薬を否定せずに行うリウマチ鍼灸』講演
2017年 平成医療学園にて現場力ステップセミナー主催 『関節リウマチ臨床鍼灸』講演
2017年 (一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)にて『リウマチについて』講義2021年大阪医療技術学園 痛みの鍼灸 授業・実技を担当

2014年~ 一般向け講座『痛み・リウマチ克服セミナー』主催

【掲載】
2015年 医道の日本誌 専門鍼灸記事 掲載
2015年 明治東洋医学院 入学パンフレット 活躍するOB 取材
2016年 医道の日本誌4月号『関節リウマチ鍼灸』論文掲載