不妊鍼灸治療を行っている院のホームページを見ていると、気になる記事を見つけました。
「卵子の質を上げる」という内容で、ブログには施術の鍼治療を行っている写真が貼られ、卵巣動脈の血流を上げる鍼治療を行っていると、書かれていました。
「え!?これは?」
貼られた写真を見て驚きました。
下腹に鍼を刺し、鍼に低周波パルスという電気を流しているのですが使用している鍼がすべて1番鍼です。
1番鍼というのは、下の写真の赤い鍼になります。
鍼灸の鍼にはメーカーにもよりますが、色がついています。色によって、鍼の太さが分かるようになっています。
鍼の太さは0,16ミリ。
この赤色の鍼は低周波パルスの電気を流してはいけません。
理由は鍼が折れる可能性が高いからです。
電気を通電していいのが、黄色か青色の鍼の2番以上です。
鍼が折れてしまうと、体内に折れた部分が残り危険です。
「子宝鍼灸」ということで宣伝されていますが、子宝どころか危険な行為です。
この鍼灸院の他の記事も見てみると、美容鍼として顔面部に鍼をしており1番鍼よりも、もっと細い鍼に電気を流していました。
もう美容どころではないと思います。
ちょうど、この方が使用している鍼の会社の方と話しをする機会があったので、問題のブログを見てもらいました。
見るなり「これは、ダメです!! 危険です!」と、驚いていました。
治療費も高額に取っているし、この先生、まだ鍼灸免許を取得して5年経っていないようだし。大丈夫なのでしょうか?
私が学生の頃は、1年生の時にパルス通電について、使用してもよい鍼の太さは学びましたが、今では、どうなんでしょうか?
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