最近、自然療法を否定するような内容の文章を書いていますが、
別に自然療法、民間療法を否定していません。
ではなぜ、自然療法のマイナス面を書くのか?
それは、あまりにも薬を否定して自然療法だけの治療に偏った結果、
手足の関節が変形した方を多く診てきたからです。
個人ブログなどで、「 薬を使わずに自然療法でリウマチが治る 」と、
宣伝したり、発信したりしている方は多いですが、
確かに理屈では治ったり、よくなったりするかもしれませんが、
現実は、それで治る方は非常に少ないのです。
いつも言っていますが、そもそも なぜ薬が存在しているのか?
これを考えるべきです。
特別な現象だからこそ、みんな飛びついてしまうのです。
理屈や何かの本の知識だけを得て、発信するのはどうかと思います。
それではただの 「 言うだけ番長 」 です。
毎日、何人ものリウマチで悩んでいる人に、
臨床の場で接している私には、残念ながらそう感じてしまいます。
「 この痛みを何とかしてください 」
「 リウマチの薬が効かないのです 」
「 痛くて毎日不安なんです 」
「 階段が登れません、歩くのがやっとです 」
このような悩みがある方に、
「 プラス思考ですよ! 」
「 そのマイナスの感情がいけないのです 」
「 治ったことをイメージです 」
「 結果をまず、リアルにイメージして 」
「 ウキウキ ワクワク ツイてる ありがとう、ありがとう 」
こいうことを、痛みで苦しんでいる人を目の前にして言えますか?
私は言えません。
文字で書くだけならいくらでもできますが、
痛みで困っている人の前で言えません。
言えば、「 お前ふざけるな! 」 と、
直接言われないと思いますが、相手はそう思いますよ。
少なくても、私ならそう思います。