リウマチの患者さん(28歳)が、妊娠し安定期に入ったため、
当院の鍼治療も終了。
もともと、当院にはリウマチで通院されていました。
両方の肩関節、手首、手の指と痛みは腫れている状態。
鍼治療をスタートしてから、3ヶ月後には症状が安定しました。
リウマチが、よくなってきた頃、
子供が欲しいがなかなかできないとの相談を受けました。
リウマチの方の場合、CRP(炎症反応)が高い人は妊娠しにくくなります。
しかし、ここはクリアーになっているため、
レーザー治療と鍼治療との併用をすすめました。
ついでに、この方が通院されている病院のやり方に
不満をお持ちのため、私が所属している、
日本生殖鍼灸標準化機関(ジスラム)の顧問をしていただいている
病院に変えてはどうかと提案しました。
病院を変えて検査をすると、多嚢胞性卵巣症候群が発覚したが、
治療するほどではないとのことなので、
そのままで、1回、人工授精を行うが、
うまくいかないので、ステップアップで体外受精に。
移植の4ヶ月前からから、
レーザーと鍼治療との併用でしていたこともあり、採卵は16個取れました。
この低出力レーザー機器は、病院でも取り入れはじめています。
当院でも、3年前に導入してから、妊娠の成績は上がりました。
リウマチもよくなり、妊娠もでき、
一安心です。